2015.2.21購入
苺のショートケーキ フルーツのタルト モンブラン ザッハ・トルテ いずれも430~460円
プリン 260円 オレンジのパウンドケーキ 160円 税込
江東区からは新大橋の右側を渡って少し行ったところ、清洲橋通りとの交差点よりも手前の新大橋通り沿い、ふとしたところにある小体なお店である。
気を抜くと見過ごしてしまいそうな位。
日本橋方面へ徒歩で往還する途中ずっと気になっていたのだけれど、通る度に大抵お休みで縁が無かった。どうやら月曜と第2・4火曜が休みだそうだから、もっぱら月火に出掛ける身としては仕方のないところだ。
今回、丁度そろそろ小麦粉ものを食べても、と思っていたところで通りがかり、しかも営業中だったので、しばし迷った挙げ句思い切って入店。
広くないお店の上、焼菓子に力を入れているお店のようで、カウンターの半分近くはマフィンとスコーン、それに焼きたてフィナンシェを置くスペースとなっていた。
しかし、既に夜に入った時間(18時頃だったか)、フィナンシェは完売、マフィン・スコーンも後2、3個という状況であった。
こちらはやはり生菓子目当てなのであまり問題なく、そちらを見てみる。
そういったこともあり、フレッシュケーキのコーナーは10種類強といったところだろうか。メニュー的にも極めてオーソドックスなものばかりだ。
ケーキの値段は一つ税込で430~460円だった。どれがどれだったかは既に不明。
苺のショートケーキ
スポンジは少々固めか。しかし、クリームがしっかりとしていて味もコクがある。
さらに苺の質が高く香りも甘みもしっかりとあってあまり酸っぱくは無い。
もったりとしたところが全く無くて、とても爽やかな印象であり、かなりの高レベルであった。
フルーツのタルト
苺、ラズベリー、ブルーベリー、オレンジがどれも2つ以上載っているのでぎっしり。 こちらもフルーツの状態が最高で、食べていて幸せを感じられる。
タルト台はこれまたちょっと固めか。たっぷりと乗ったカスタードクリームも濃厚でいける。
モンブラン
甘みをかなり抑えめにしている。
栗の風味はもっとあった方がよりおいしいかも。まあ、これはイナムラショウゾウやアンジェリーナを知ってしまっていると分が悪いか。
それでも、上だけで無く中にも栗の実を入れてあり、味はしっかりとしていた。
ザッハ・トルテ
かなり厚くチョコに覆われており、フォークを入れると固く感じる。食べれば濃厚なチョコの風味。しかし口に入れるとすぐにとろける変わり身の早さ。
間に塗ってあるオレンジママレードがまた良く立っていてチョコとの相性も抜群。
ここでも爽やかな味だな、というのが実感。
プリン
表面にバニラの粒が沢山見える。
そのわりにはそれ程バニラが強烈、というものでは無かったけれど、とても真っ当に作っている、という印象が強い。
味にコクもあるしバランス良くまとまっていて、カラメルも苦みがきちんと出ていた。
ボリュームもしっかりとある。
よくデザートフォレスト的なところで見るお土産プリンはえらく小さいのに一個400円もしたりするものが沢山あったりするけれど、こうしてこの位の価格でこれだけのものが出来るのだから、もう少し見習った方が良い。
拘りを持ってそれ以上のものを作っているのであれば、プリンというものの印象が変わる位のものを食べさせて欲しいものである。
オレンジのパウンドケーキ
これもオレンジの風味が鮮やか。
これだけ印象に残るパウンドケーキは珍しい。
写真は撮り忘れてしまった。
全体に、フルーツのレベル・コンディションがとても高いようだ。
また、今回丁度タルトにスポンジ・クリーム系、チョコケーキ、モンブランに加えプリンと幅広いタイプのケーキを頼むことが出来た。
そのいずれにも外れが無い、というのも素晴らしいところ。
爽やかな印象を残しつつ、決して薄口とか甘さ控え目、という物足りないものでは無く、ぎりぎりを見極められきっちりと食べ応えのある美味しさを感じられた。
いきなり、感激の美味しさであった。
このレベル、うちとしては最高峰に位置づけられているオーボンヴュータン・イナムラショウゾウに負けていない。
次回は、マフィンなどの焼菓子も加えて再度味わってみたい。
そうそう、この店では金・土・日のみアップルパイもラインナップに加わるらしい。
大の好物でもあるし、これも是非トライしてみなくては。
これらの結果次第ではランキングに大変動があるかも。
今年のクリスマスケーキ戦線に早くも新顔が名乗りを上げてしまったようだ。
元投稿:2015年3月頃?