2021年11月12日購入
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13008010/
モンブラン 440円 ショートケーキ 420円 シュークリーム 190円
以前から存在は知っていたものの、購入するには到っていなかった課題店。
まあ、家から結構遠い上に基本徒歩しかないので、なかなか思いきれないものではあった。
今回はこれまたずっと振られ続けていた文明堂の直売店でバームクーヘンの切り落としを購入できたので、それと一緒に食べよう、とついに入店。
お店の雰囲気もケーキの見栄えも、昔ながらのケーキ屋さん、という印象。
しかし、砂町銀座商店街から100~200m位は宇良に入ったところにあり目立たないのに、こちらが店に到着する直前に前のお客さんが出ていく状況で、人気店のようだ。
味も時代の先を目指す、という風のものでは無いけれど、しっかりとした味付けでありながら、決して重くなっていない。
甘さはやや抑えてある一方で、頼りなさも感じず食べ応えはある。
いくらでも食べられそうだし、食後の満足感も高い。
どれも味に冴えがあるのも魅力的。
やはりずっと気になっていただけのことはある。
良い店だった。
モンブラン
全体にしっかりとした味。
真ん中にパイ生地を挟んでおり、そのバターを効かせた風味が良いアクセントになっている。
栗の風味も強いとまではいかないものの、まずまず。しっかりと味わうことは出来る。
スポンジは茶色くチョコ生地のようだけれど、チョコレートの風味は感じられなかった。
ショートケーキ
スポンジがしっとりとしており、食べるとほろほろと崩れる。どこかリュミエールのスポンジを思い出させるところがある。
生クリームもかなりしっかりとした仕上がり。甘みはこれも強くはないけれど、ミルク感は良く出ていた。
苺も香りがあり良質。
シュークリーム
ここの目玉なのか、沢山並んでいた。
皮は最近には珍しくかなり厚みもあり、しっかりと焼き上げられている。焦げるちょっと手前、という位。
しかし、それで固い、ということは全く無く、食べるとすっと溶けてしまう。小麦粉が良いのか、調理のテクニックによるものなのか。いずれにせよ、素晴らしい。ちょっと塩味が効いているのも中のクリームとの対比で楽しめる。
そのカスタードクリームはかなりクラシカル。ぽってりとしており、バニラ感は薄い。 甘みは抑えてあるもののコクはあり、しっかりと堪能できる。
クリームの量がたっぷりで、食べていると途中から溢れてきてしまう程。中身はスカスカのコンビニスーツとはそこが違う。
全体の大きさも片手一杯はありそうな大きなサイズ。食べ応え充分だ。子供ならこれ一つでお腹一杯になるだろう。
これで190円。コストパフォーマンスは最高だ。
まさにシュークリームの王道、そうそうこれを待っていた!、という感じ。
店の看板になるだけのことはある。