銀座 セントル ザ・ベーカリー


 
 
 パンは本来スイーツでは無いだろうけれど、どちらも扱っている店も結構あるし、甘いパンなどはどちらとも取れそう。
 何より、ファン層がかなり共通していそうなので、このスイーツカテゴリーにて扱うことにする。

2015.7.30購入

角食パン 864円(税込)

http://allabout.co.jp/gm/gc/420763/

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13157424/

 近くのギャラリーに来たついでに寄ってみたところ、この猛暑の中の平日夕方、あと5分程で焼き上がる、という段階で店内に7人程が待っているのみ。
 前々から気になっている店だったので思わず並んでしまう。
 既に「角食パン」以外の二種は完売で選択肢は無い。
 並ぶ客を捌く係の方から購入個数を聞かれ、それに応じた札をもらう。焼き上がり個数との調整のためであろう。

 5分も待たないうちにパンが焼き上がり始め、オーブンから取り出されて方からお目見えする。その光景を見ているだけで楽しくなる。テンションがぐっと高くなってしまう。 それに連れて、とても良い香りも店内に拡がり出す。
 カウンターレジの女性たちも焼き上がる直前から持ち帰り用の袋をどんどんと広げるなどてきぱきと準備を進めているのが見える。
 皆とても温かい対応ながら無駄が無く機敏な動きで、気持ち良いことこの上ない。

 とにかく全員札をカウンターに渡して希望の個数のパンをもらい代金を支払う、という動作しか無いので、たいして待つこともなく順番がやって来た。
 受け取ってみると、重い。
 通常のパン2斤分、それにしてもかなりずっしりとした重みが感じられた。

 真四角のパンは形も美しく、そして全く焼むらも無い。
 食パンなので強烈な香りは無いものの、ほんのりと感じられる香りは何とも品の良いもの。

 持ち帰って軽くトーストしいただく。
 食パンがこんなに美味しいとは、と眼を見開かされる味の深さ。
 じんわりと旨味が感じられ、かなりの粘りのある生地は弾力が見事ながら、食べると一瞬の噛み応えの後するりと溶けてしまって美味しさだけが残る。
 実に感動的だ。
 食パンのみで勝負している、という自負は伊達では無い。
 後先気にし無ければいくらでも食べてしまえそうだ。

 本当は購入当日は焼かずに食べた方が良かったようで、知らなかったのが悔やまれる。
 食パンは焼くもの、という先入観が邪魔してしまった。

 決して安いとは言えないにしても、2斤分あって800円であればとんでもない高さ、ということでも無い。
 後はこの日のように運良くさほど並ばずに買えるかどうか、だな。
 残り二種のパン(「プルマン」と「イギリスパン」)も是非試してみたい。

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人形町 森乃園


2015.7.5入手

ほうじ茶わらび餅 1,300円(税込) いただき物なのでネット検索による推定

http://morinoen.jp/

 店においでいただいたお客さまから、お住まいの近くのお店でお求めになったからと頂戴してしまった。

 この「森乃園」というお店、有名で名前は以前から知っていたし、甘酒通り沿いなので前を通ったことも何度もある。
 しかし、実際にものを手にするのは初めて。
 しかも、ほうじ茶スイーツ。パッケージからでは、どんな味なのか想像もつかなかった。

 いただいたのは「ほうじ茶わらび餅」。
 わらび餅自体、食べるのは初めてな気がする。
 調べてみると、本来は蕨の根にあるでんぷんを抽出して作るらしい。
 ただ、本物のわらび粉は当然ながらかなり稀少だとか。わらびを使うと茶色になるらしく、ここのは無色透明なのでサツマイモ、タピオカや葛などを用いたものなのだろう。
 でも、この無色透明、というのが実に涼やかで、夏にはぴったり(まだちょっと早いけど)。

 

 
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 いただいた翌々日に撮影したら、透明感が大分失われてしまっていた

 

 つるんとした食感で、口に入れると滑らかに溶け出して跡形も無く消え去ってしまう。 ほんのりと甘みがあり、何も付けなくても充分に楽しめる美味しさであった。
 何とも品の良い味わいだ。
 黒蜜も上品な甘みを感じさせ、コクもあってわらび餅をぐっと引き締めてくれる。

 でもとにかく驚いたのはそれにかけるきな粉。
 きな粉にこの店のスペシャリテであり商品名でもあるほうじ茶が混ぜられているのだ。
 なので、色は茶灰色。
 一見本当に灰のようであまり食欲をそそる色合いでは無い。とは言え、黒蜜とは近い色なので、合わせればあまり違和感は無い。

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 これをたっぷりと餅にかけると、ほんのりとほうじ茶の香りが立ってくる。
 甘味とほうじ茶がこれ程合っているとは、これまで想像だにしていなかった。
 全く新しい発見だ。流石ほうじ茶専門店を標榜するだけのことはある。
考えてみれば抹茶は既に和菓子の定番メニューに入れられているし、紅茶だってシフォンケーキやアイスなどでは活用されている。
 ほうじ茶だっていけない筈が無かったのだ。普段ほうじ茶は日本茶でもあまり重視されてこなかったので、思いつく人がいなかったのだろう。
 この店の使命だと言っても良いかもしれない。

 食べた時の印象が何とも爽やかで幸せを感じられる。
 これまで食べた和菓子の中でも最高レベルな気がする。
 ここはお菓子屋というわけでも無く、いただかなければ買うことも食べることもなかったように思う。
 世の中、こうして巡り逢えていない素晴らしいものがまだまだ山のようにあるのだろう。
 一つでも多く出会っていきたいものだ。
 そして、この邂逅の機会を与えていただけた方には、最大限の感謝を捧げたい。

 本当に食べられて良かった。
 
 

森乃園昼総合点★★★★ 4.5

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