プラスティック・メモリーズ


 

 何だかもたもたしているうちに、前クールをまだ書き残したまま、と言うより半数以上残した状態で、次のクール作品が次々と終了を迎えてしまっている。
 仕方ないので、コンクール前クールをまぜこぜに、思い付くまま記していくことにしよう。

 アンドロイドが実用化されたとして、果たしてここまで人間と変わらない感情、意識を持ち得るのだろうか。そこにまず疑問が生じてしまう。
 趣味、などというおよそ意味の無い行為を出来るまでにするには、一体何が必要なのか。
 ここでのアンドロイドは、皆若干応対が素っ気ない位の差以外はまるで人間と変わらぬ感情を見せるだけで無く、ふざけたり感動したり全く人間と変わらないようだ。
 主人公とヒロインの物語も、時間制限がある、という意外では通常の人間の恋愛と違いがほとんど見られない。どうもリアリティを感じられないし、その分普通の話になってしまっているように思える。
 ほぼ、難病で逝ってしまう相手と限られた時間を目一杯楽しもうとする、まあ通俗よくある話だ。
 さらに、その最後のエピソードに関しても、お互いかなりあっさりとそれを受け入れてしまっている。
 それは、仕事柄他人の別れを何回も見続けていたためにそれが一番正しいのだ、という思いから気丈に振る舞って見せた、という捉え方も出来るかもしれない。
 しかし、一番最後のシーンで新しいアンドロイドとごく普通の笑顔で握手を交わしてしまうなど、いくら何でも吹っ切れすぎじゃ無いの、という気がしてならない。
 まあ実際にはそうした人は世の中有り余る程いるのかもしれないけれど、これではドラマとして肩透かし以外の何物でも無かろう。
 呆気なく終わってしまった、という印象しか残らないのだ。
 最後に登場するアンドロイドの顔を映さないところからして、ヒロインの体を再利用しまた再会できた、という設定のようにも思えるけれど、そうだとすれば尚更複雑な気持ちになるのが自然なのでは。
 もしそうでないのなら、ヒロインが語った「あなたはすぐに別の人を好きになるのでは」という発言は全く言い過ぎではなかったことになってしまう。
 どちらに転んでも、主人公の思いはその程度だったの、という疑問が浮かんでくる。

 全体にどのエピソードも、登場人物の心理への踏み込みが浅く、あまり心に迫ってこない。ヒューマンドラマとしては致命的なのでは。

 どうもアニメ・ソングに関してはクール毎に傾向が変わるのか、前クールでは好きな曲がほとんど無かったのに、コンクールでは前々クールに負けず気に入ったものが沢山。カラオケが大変になりそう。

 このアニメのエンディング・テーマ、今井麻美「朝焼けのスターマイン 」はその一つで、その伸びやかな声質とも見事にマッチした名曲。ちょっと堀江由衣の「ヒカリ」に似た感じもあるけれど。

 

 

アルドノア・ゼロ


 

 このクール一番楽しみなアニメだったのに、HDDの容量不足により最終話が録画できなかった。しかも何とかしようと作業中に寝落ち。

 なので、本当ならここには書けないところ。とは言え、日々忘却するばかりの脳細胞、メモとしては記しておいた方が良さそう。

 毎回のように良い意味で裏切られる展開、阿呆のようにテンションだけで乗り切る熱血漢とは対極のクールな主人公、コンクールのみならず、ここしばらくでは出色のアニメであった。
 毎週次が楽しみで苛々する、という思いを久々に味わえた。
 「コードギアス」を観た時の興奮に近い。
 前のクールの終わり方なども酷似しているし、意識していた可能性は高いか。

 最近よくあるパターンの撮り溜めのためのスパンを空けての第2クール、話数も内容も何ごともなかったかのように進んでいった。

 途中録画できなかった回や部分もあり、観飛ばしてしまったところも多々あるので、まとめてじっくりと見直してみたい作品だ。

 あおきえい監督にはこのタイプの作品での成功例は無いようだし、これはやはりストーリー原案の虚淵玄の影響が良い方に出た、ということだろうか。

 

 

夜ノヤッターマン


 しばらく放置しているうちに、次のクール終了時期になってしまった。
 もう大分忘れてしまいつつもあるし、ごく簡単に書いていこう。

「ヤッターマン」シリーズは、その抜けたおバカ加減が持ち味のアニメだったので、それがこんなに暗い話になってしまった時点で、何とも受け入れられない。

 しかもドクロベエの設定など超展開過ぎてついていけん。
 オマージュ作品らしく、最後のクライマックスで昔と繋げて燃え上がる、という手法は王道ながら、やはりオールドファンは乗せられてしまうものがある。

 最終話をあまりちゃんと観ていなかったので気付かなかったのだけれど、大分作画の使い回しが多かった模様。
 全体として結構丁寧で迫力はある絵作りだっただけに残念なところ、だろう。