TERRAFORMARS
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とにかく訳が判らないな、と思っていたら、まさかの1クールで終了してしまった。 この手のマンガ原作ストーリーアニメとしては珍しいことでは無いか。予定通りなのか、余程不人気だったのか。またしても制作スケジュール確保のための中断なのかもしれない。 前クール終了頃にやたらTVCFを流していたし、監督はあの「STEINS;GATE」の浜崎博嗣(共同だけど)といくことで期待して観始めた。 しかし、戦闘シーンがやたら力が入っていてリアルなだけで、ストーリー的にはよく判らない。 それも最初はあえて隠しているからかと思ったけれど、いつまで経ってもすっきりしない。 火星に着いてからも、ひたすら戦闘と能力の紹介、そしてストーリー展開をぶち切る回想シーンだけが延々と続いていく。 とにかく誰が誰かまだ判らない内にどんどんと新しい話と登場人物が現れてきて、かえって何も覚えられない。 ちゃんと観たことが無いので何となくの印象でしか無いのだけれど、これって「LOST」のスタイルのパクリじゃないだろうか。 テラフォーマーとの戦いも、技こそ次々と変わっていっても、結局はぶちのめしたりなぎ倒したり爆破したりの繰り返しなので、途中で完全に飽きた。 何か意味ありげな演出があるかと思うと、それがすぐに無効化されてしまって元に戻ってしまう。 主要な登場人物かと思ったら思いの外あっさりとやられてしまう。 ある程度まではしょうがないとは思いながらじりじりと待ち続けた結果、ほぼ最終回まで延々と人物紹介が続いた挙げ句、話は全く何の解決も見せず、ぷつりと終わってしまった。 しかも最終回に新たな首相らしい人物(顔と声優・銀ちゃんの合わないこと合わないこと)など新たな展開まで差し込まれてしまい、尻切れ感を弥増してくれた。 このパターンは、かつて大畑監督などの作品で、最後の最後で新キャラが登場しながら、その後数十年未だ続編は制作されず、という悲しき歴史を思い起こさせる。 ネット上の評判も散々なこの作品、本当に今こんな形で作る必要があったのだろうか。